エジプト米大使館で米国旗を引き摺り下ろしたのはウルトラホワイトナイツ(白騎士団)という過激なサッカーサポーター団体。声明を出したとのこと→
ウルトラホワイトナイツは過激なサッカーサポーター団体。国旗を引き摺り下ろしたのはそのメンバーと主張。今は大使館から引き上げたが、追加の抗議集会を予定しているとのこと。
多くのイスラーム主義者はサラフィー指導者ワレス氏のヘクマTVでの呼びかけにこたえたもの。
負傷者はなかった。治安部隊が介入したが、彼らもまたリラックスした雰囲気で、多くは歩道の上に座っていたという。
デモ隊は
「オバマ、オバマ、ここに億のオサマ(ビンラディン)がいるぞ」
「アラーのほかに神はなし、ムハンマドはアラーの使徒である」
と叫んでいたとのこと。
大使館の閉鎖を叫ぶものもいたが
「私は閉鎖を望んでいない、アメリカにいるエジプト人に悪影響を与えるから」とエンジニアの参加者。
「しかしこの映画の製作者は訴追されるべきです」
「イスラーム原理主義の政治家が侮辱されても気にしませんが、宗教自体の侮辱はダメ(レッドライン)です」
また別の参加者はモルシ大統領はこの映画が放映されないよう必要な措置を取るべき、と主張
「モルシ、モルシ、あなたはなぜ沈黙しているのか。これはあなたの預言者ではないのか」
ムスリム同胞団スポークスマン
「米政府はこの映画について全世界のムスリムに謝罪すべきである。またワシントンとアラブ、イスラム諸国との関係を傷つけたこの狂人を訴追すべきである
デモはいかなる暴力もなしに平和的に行われるべきであり、エジプト人の不快感を表明する文明的なデモであるべきである。
非平和的行動はすべてエジプトとムスリムのイメージを中傷するため、イスラームを憎むものに悪用される恐れがある」
サラフィーのヌール党もデモを主導
しかし治安当局と協力し、壁から降りるようデモ隊に呼びかけたとのこと
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アルアフラームは記事で「平和的」を強調。リビアの事件を受けて、対米関係が悪化しないようにしているようにもみえる。
デモは2大イスラム政党が主導。利用したのはTV。
それなりに参加者には指示されているようだが・・・参加者は実際にフィルムの内容を見てからきているのか。記事には記載されていない。
多くは大使館前から引き上げたようだが、夜が更けてから治安部隊と投石合戦が始まったとのこと。
どちらの政党も、あまり大事にはしたくないようだが・・・